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面接のコツとは 面接官にいい印象を与える7つのポイント

 転職活動で大事なポイントとなる面接において、応募者たちはどのようなことを注意すればいいのでしょうか。

 面接は、面接官たちが多数いる応募者をふるい落とすために存在していると言ってもいいでしょう。

 あらかじめ面接のコツをつかんでおくことで、他のライバルを一歩も二歩もリードすることができます。
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2023/10/02
今回この記事では、

・面接のコツ①行われる目的を知る
・面接のコツ②自己分析を徹底して行う
・面接のコツ③企業に関心度をアピールする
・面接のコツ④STAR法を活用する
・面接のコツ⑤見た目も左右する
・面接のコツ⑥転職理由を上手く答える
・面接のコツ⑦面接官の印象に残す


について知ることができます。

ぜひ一読ください。

1.面接のコツ①行われる目的を知る

なんで転職活動では、面接が行われるのでしょうか。

面接のコツは、まずは面接の目的を知ることからです。

面接の目的には以下のようなことがあります。

・応募者の意欲を知りたい
・コミュニケーション能力を把握したい
・面接は応募者にとっても会社を知るためのいい機会である

応募者の意欲を知りたい

面接を行う前、ほとんどの企業は応募者の履歴書であったり職務経歴書を確認しています。

面接では履歴書や職務経歴書に書かれてあることを繰り返す訳ではありません。 面接官は、プラスして知りたいことを面接において確認したいと思っているのです。

おおかた履歴書や職務経歴書で見えないものと言えば、応募者たちの「意欲」です。

・この応募者は、本当にこの会社に転職したい強い意思をもっているのか。
・この企業に転職したい熱意を応募者がどのように伝えることができるのか……。


……などを通し、業務に対しての自主性、熱意を見極める事を目的としています。

コミュニケーション能力を把握したい

面接では、最後に「質問はありますか?」と応募者に聞いてくることがあります。

面接官が、応募者に「逆質問がありますか?」と聞いて、「ありません」と答えることでそこでコミュニケーションは途切れてしまうことでしょう。

コミュニケーションをつなげるためにも、応募者たちはもっと他の対応を考える必要があります。

それは、社内の業務でも同じことが言えるのではないでしょうか。

聞くこと、質問することは、コミュニケーションにおいてとても大事なポイントです。

応募者たちは、会話の最中からでも会話をつなげるための質問は見つけることができるはずです。

また、無駄な質問をすることもコミュニケーションの妨げになります。

面接官は、面接の中で応募者のコミュニケーション能力を知りたいと考えているのです。

面接は応募者にとっても会社を知るためのいい機会である

面接官は面接で応募者との相性を知りたいと思っているのですが、逆に言えば、応募者も企業との相性を知るためのいい機会と位置付けることができます。

どこでもいいから就職してしまいたいというのではなく、仕事内容であったり価値観が自分と合っているか?を知ることは転活にとってとても大事です。

面接は、応募者がそれを知る場所です。

また、提示される就業条件は現在の自分のライフスタイルとマッチしているのかを追求する場所でもあります。

面接官と応募者はwinwinの関係であると思えば、気分も楽になるのではないでしょうか。

2.面接のコツ②自己分析を徹底して行う

転職活動の面接では、企業分析を徹底して行わなければならないと考える方々はほとんどでしょう。

もちろん企業分析は大事です。しかし、企業分析ととともに自己分析を行うことがとても大事です。

自分の長所や強み、また、短所、改善しなければならない点を客観的に把握しましょう。

それにプラスして、自身の志望動機であったり、キャリアプランあたりを明確にして備えることが大事です。

面接では自己分析をしっかり行うことで、面接官に自信を持ってアピールすることができるようになるでしょう。

3.面接のコツ③企業に関心度をアピールする

そして、同時に大事なのは、企業に対しての関心をどうアピールすることができるかです。

面接官はおおかた、「当社に興味を持った理由はなんなのでしょうか?」と言った質問をしてくることでしょう。

あらかじめこのような質問が出ることがわかっているため、応募者側の用意も大事です。

事前に企業リサーチを行って、企業の特徴や事業内容、社風……などを理解しておくことが必要です。

そしてさらに、具体的な企業情報を元にして、自社への関心をアピールします。

4.面接のコツ④STAR法を活用する

面接では、自分の経験値であったり、能力を具体的なエピソードで示すことが要求されます。

その際、役立つものが「STAR法」です。

STAR法とは、

・Situation(状況)
・Task(課題)
・Action(行動)
・Result(結果)

を略したものであり、具体的状況、課題、また、自身の行動、結果を明確に伝えるための手法です。

STAR法によって、面接官に自身の実力をわかりやすくアピールすることができます。

あえて言えば、Result(結果)に対しては、一言だけ先に伝えておくと進行がスムーズにいきます。

5.面接のコツ⑤見た目も左右する

面接では、話す内容が合か否を決めるのと言えば、そうではない一面もあり注意が必要です。

面接では、第一印象がその後の評価に大きな影響を与えることもあります。

第一印象で大事なのは「笑顔」です。

笑顔と言えば難しく感じる方もいるかもしれませんが、口角を上げるだけでも表情は格段と明るくすることができます。

面接時は特に緊張し、無意識に顔がこわばりがちになってしまうものですが、口角に気をつかうことで自ずと笑顔が作れ、声のトーンも上げることができます。その結果、面接官に「明るい」という印象を与えやすくすることができます。

面接官と話をしているときよりも、特に話を聞くときに意識するようにしてください。

また、姿勢にも気をつける必要があります。背もたれには寄りかからないで、意識し背筋を伸ばし対応しましょう。

見た目というのは、容姿だけの問題ではなく、マナーが守られた身だしなみをしているかどうかも含まれてきます。

よれたシャツを着ていたり、汚れた靴を履いている……。

見えない部分を面接官はしっかり見ています。

見た目は、面接でそれ以上の秀でたものを面接官が見つけることができれば通過することもありますが、ライバルと僅差であれば必ず落ちる要因です。

6.面接のコツ⑥転職理由を上手く答える

そもそも人間関係に関しては、転職理由としてはNGの代表例です。

・上司と相性が合わなかった……
・同僚に嫌な人間がいた……

といった状況は、どのような企業でも起こりうることです。であれば、面接官から「自社でも同僚と仲良くできなかったらすぐに辞めてしまうのでしょうか」とキツい質問をされてしまうこともあるかもしれません。

セクハラやパワハラなどの誰もが同意できる内容以外は、転職理由として人間関係に関することを持ち出すのは避けた方が無難です。

転職理由としては、前職の駄目だった点であったり、不満に思ったことを持ち出すのではなく、自分自身の理想とするキャリアプラン、目的を実現するためには最適でなかった……という観点で考えることで、面接官にはポジティブ意識を伝えることができます。

7.面接のコツ⑦面接官の印象に残す

第一印象にもつながることですが、面接のコツは、面接官の印象に残すことです。

面接官の目、また、ネクタイの結び目あたりを見て話しをしましょう。目を合わせるのがどうしても苦手……という方々は、相手の目のちょっと下を意識するようにしましょう。

また、会話の中で特に重要なのが相槌です。反応が悪ければ、「この応募者は私の話をしっかり聞いているのか」と思われてしまい、印象は悪くなるだけです。

そこで、適度にうなずいてみたり、反応を表情に出したりすることも意識しましょう。

さらに。できるだけ面接官の印象に残る話し方をしましょう。

表情や声のトーンを明るくすることも大事ですが、プラスして話ながら身振り手振りを加えてみるのもいい効果を期待できます。

応募者の笑顔は大事です。ただし、いつでもニコニコ笑っていなさいと言っている訳ではありません。 あまりにもいつもニコニコしていると、

・本当にこの応募者は理解しているのだろうか……
・適当に話しを聞いているだけだろう……

などといった感じに捉えられる可能性もあります。

基本、面接でゲラゲラと大声で笑うことはNGです。

応募者が話しているとき、白い歯が見えることは問題ありませんが、面接官の話しを聞くタイミングで歯が見えていると、「場をわきまえていない……」と誤解される可能性もあるので注意してください。

笑顔のタイミングは、面接会場へ入る時です。

また、面接スタート直後、応募者たちが緊張しがちであるため、緊張をほぐすため雑談の時間をもつ面接官が多くいます。面接官がにこやかに話している場面では、応募者もにこやかな対応をします。

自己紹介、転職理由、志望動機などを伝える時、自分自身の経験値であったり、考え、今後していきたいことなどを話す場面では、あまり笑顔を見せないほうが無難です。

そして、面接が終了し、会場を出る時は、入ってきた時と同様にして笑顔を意識して作るようにしましょう。

まとめ

いかがでしょうか。

今回は、ズバリ、面接のコツについて解説しました。

面接は、会場に入る以前、誰か関係者に見られている可能性もあるので注意が必要です。

また、第一印象もとても大事です。

面接は、数をこなし慣れることによって、グッと内容も向上していくことでしょう。ただし慣れてしまうことで、大事なポイントを忘れて対応してしまうこともあるので再度チェックが必要です。

転職活動において、筆記対策であったり、エントリーシートの内容を高めること大事ですが、面接対策もしっかりこなす必要があります。